株式会社 菊の井
Kikunoi Co., Ltd.
村田 吉弘 代表取締役社長
Yoshihiro MURATA
京都東山にある1912年創業の料亭「菊乃井」の三代目主人。
「日本料理を正しく世界に発信する」「公利の為に料理を創る」を信条とし、海外での日本料理の普及活動、地域の食育活動など、料理人の育成、地位向上の為に精力的に活動を行っている。
和食を重要な日本文化の一つと考え、後世に伝え継ぐことをライフワークとしており、2013年の「和食」のユネスコ無形文化遺産登録、及び「京料理」の無形文化財登録に尽力し、政府や関係機関への働きかけにより2017年に「文化芸術振興基本法」が改正され、これにより日本の「食」が正式に文化として国に認められる事となった。
また2004年に設立した「特定非営利活動法人 日本料理アカデミー」を通じて和食の調理法を料理人、科学者双方の視点から研究し続け、同アカデミーは現在、京都を中心に東京、イギリス、EU、中国、アメリカへと世界的に拡大しており、日本料理の発展、振興に重要な役割を担っている。
菊乃井本店は「ミシュランガイド京都・大阪」創刊以来15年連続で三ツ星を獲得しており、2024年には自身の仕事やキャリアが手本となる料理人に与えられるメンターシェフアワードを授与された。
また2014年には料理人として初めて地域文化功労者に選出、2018年には内閣府より黄綬褒章を受章しており、2023年にはG7広島サミットにおいてメインシェフとして各国首脳に日本料理を提供している。